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更生保護サポートセンター富山

更生保護サポートセンター富山のブログです。 私たち保護司の活動を、支部ごとに、また、全体で活動した内容や思い、感想などをご紹介いたします。

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面接場所が市役所施設でもできるようになっています

保護司の面接場所は、多くの場合、自宅です。

対象者(保護観察を受けた人)は、保護観察所で決められた回数を、毎月、保護司と面接をします。

しかしながら、犯罪を犯した者が家の中に入ることを良しとしない家族もおられるのも事実で、これが保護司のなりて不足にもつながっています。

そこで、富山市保護司会では、昨年から富山市に掛け合い、地区センターや公民館、市役所の一室、福祉センター等で面談をすることができるようになりました。

事前に各施設に予約を入れておくことが必要ですが、利用している保護司も多くなってきています。

時間は各施設の利用時間内であれば、いつでも良いことになっています。

対象者にとりましても気兼ねなく面接を受けることができます。

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保護司会富山支部の薬物乱用教室の日程

今年度の富山市保護司会主催の薬物乱用教室の日程を報告します。

7月5日(木)        奥田北小学校    終了済み
7月5日(木)        速星小学校    終了済み
7月10日(火)       上滝小学校    終了済み  
7月21日(土)       老田地区センター 終了済み
10月18日(木)13:45~14:30 奥田小学校
10月25日(木)10:45~11:30 岩瀬小学校
11月6日(火) 10:35~11:20 浜黒崎小学校
11月14日(水)10:45~11:/:30 荻浦小学校
11月21日(水)10:45~11:30 新庄小学校
11月28日(水)10:45~11:30 草島小学校
1月16日(水) 9:35~10:20 大広田小学校


薬物乱用教室は、小学校5,6年生を対象にした薬物の授業で、1限で行っています。

内容や進め方は、各学校で様々な方式を採用しています。

例えば、草島小学校で開催する内容は、学校薬剤師さんが、パワーポイントを使用して薬剤師としての専門知識を元にお話をしていただきます。

私たち保護司は、司会と犯罪を起こした場合の罰則などを担当します。

また、奥田小学校が開催する内容は、保護司自らがパワーポイントをッ使用して、授業を進めます。

今年度で2年目となる薬物乱用教室は、他団体との連携もスムーズになってきており、内容も情実してまいりました。

既に終了した学校もありますが、見学してみたいと思われましたら、是非、見学に来ていただきたいと思います。

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平成30年度「保護司事務担当者協議会」が開催されました

平成30年度の保護司会「事務担当者協議会」が、9月18日午後、富山市婦中ふれいあい館大研修室で開催されました。

富山市保護司会からは、3名の出席。富山県内すべての保護司会から1~3名の参加です。

富山保護観察所長からのご挨拶の後、連絡事項の説明があり、各種手続き方法や請求方法の説明がありました。

ほとんどの保護司会の事務担当者はベテランなので、説明するほどでもないのですが、確認の意味も含めて、サーっと観察所からありました。


次に、「更生保護サポートセンター運営協議会」がありました。
富山市保護司会連合会会長、水口会長から挨拶があった後、県内未設置地区、または、今年度設置地区への参考事例を紹介されました。

富山市保護司会は、すでに設置済みで、元々富山市保護司会事務局が富山市社会福祉センターにあったので、開所に当たっての事務所探しや事務用品、椅子、テーブルなどの手配はなかったのですが、これから開所する南砺市などや、既に箇所はしていますが、保護司会の事務所がなかった滑川市などは、苦労があったようです。

市から中古の事務机を無償で譲りうけたのですが、20年以上前の昔ながらの机で、使えなかったり、重すぎたりで、処分することになったとの話がありました。 また、活動している中での課題も出されました。

富山市保護司会、サポセンとしては、事務所の問題があります。 現在の事務所は、他団体との共有で、同じ部屋で複数の団体が活動することもしばしばあります。 保護司会とすれば、守秘義務のある事柄も多い中、他団体の方の耳に入ってしまうこともよくあります。

別の独立した部屋を確保したいとは思っているのですが、富山市の施設で適当な所を見つけるのは、難しいそうです。

他地区では、独立した部屋を確保し、事務所で対象者と面談をしたり、夜の活動に使用したりと比較的自由にされています。 何とかこの問題を可決できるよう、市やその他議員先生にも引き続き、折衝していくつもりです。

サポセンというのが立ち上がり、企画調整保護司ができてから、保護司活動や保護司の役割も変わりつつあります。

数年前までは、保護司であることすら秘密にした時代から、積極的に「更生保護活動」に参画していく組織の役割や、個人の考え方の変革が、いま問われているのかもしれません。
(T-I)

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第2期地域別定例研修会

富山市保護司会西部支部の会員は年間4回、定例研修を受けています。

今回の研修は、「発達障害・精神障害対象者の処遇について」でした。

障害を持つ人が犯罪を犯し、私たち保護司が担当することは稀ですが、知識として知っていることは重要なことです。

発達障害とは、生まれつき持った脳機能の問題のため、社会適応に様々な困難が生じる障害と、自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳障害の障害であってその症状が通常低学年において発現するもの、となります。

一方、精神障害は、精神分裂病、精神作用物質による急性中毒またはその依存症、知的障害、精神病質その他の精神障害を有するもの、となります。

発達障害の特徴は、自閉症、アスペルガー症候群の方が挙げられます。


自己中心に考えるということで、想像力の欠如やこだわり・動作を反復する特色があり、単に言葉を言っただけでは理解してくれないことがあるそうです。

「お風呂を見てきて」と言ったら、どのような行動をとると思いますか?

彼らは、お風呂を見てきただけになるそうです。

普通の人であれば、お湯加減を見てくるはずです。

電話がかかってきて、「お母さん居ますか」と言われたどうですか?

彼らは、「はい」で終わるそうです。

電話をかわるという行動をしないそうで、私たちはそれを知っていなかればなりません。


私たちがもし、このような方を担当した場合には、叱らず、具体的に教え、丁寧に言葉をかかることが必要です。

本人の良い面を見つけ、褒め、意思が通じるコミニュケーションを心掛け、その方の気持ちになって話をするようにしましょう。

(T・I)

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公開ケース研究会を開催しました

富山市保護司会西部支部では、「公開ケース研究会」を去る7月10日火曜日に、富山市市立西部中学校で開催いたしました。


2月に学校側にお願いをして、7月の都合の良い日に実施することは了解を得ていたのですが、新年度になってみないと予定が立たないということで、4月に入ってから正式に日程が決まりました。



新1年生全員で133名と地域の自治振興会の方、保護観察所、県議会議員、五福交番の方にも立ち会っていただきました。

研究会の内容ですが、先ず、「二つの道」というビデオを30分、鑑賞してもらいました。

これは、10年以上前に制作されているものですが、犯罪を犯した高校1年生が、保護司や地域の方々に見守られながら更生していくという内容です。

高校受験に失敗をした生徒は、親からなじられ、家での居場所がなくなり、不良学生と付き合ううち、煙草や酒を覚えていきます。

居酒屋で店員に注意されたことが腹に立ち、暴行を加えてしまいます。

そして、警察に逮捕され、執行猶予の保護観察付という判決が下されます。

最初は反抗的な態度をとっていましたが、そのうちにアルバイトをし、だんだん心を開いて行きます。

そして更生の道へと歩みだし、物語は終了します。

                


ビデオを内容を4人グループに分かれて、3つの質問に答えてもらい、8班に発表していただきました。




当日は、学校側がマスコミに声をかけていただいたので、富山新聞が取材に来ていました。


2時限を使った研究会でしたが、生徒の心には、きっと残ったと確信しています。

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