富山市保護司会西部支部の会員は年間4回、定例研修を受けています。
今回の研修は、「発達障害・精神障害対象者の処遇について」でした。
障害を持つ人が犯罪を犯し、私たち保護司が担当することは稀ですが、知識として知っていることは重要なことです。
発達障害とは、生まれつき持った脳機能の問題のため、社会適応に様々な困難が生じる障害と、自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳障害の障害であってその症状が通常低学年において発現するもの、となります。
一方、精神障害は、精神分裂病、精神作用物質による急性中毒またはその依存症、知的障害、精神病質その他の精神障害を有するもの、となります。
発達障害の特徴は、自閉症、アスペルガー症候群の方が挙げられます。
自己中心に考えるということで、想像力の欠如やこだわり・動作を反復する特色があり、単に言葉を言っただけでは理解してくれないことがあるそうです。
「お風呂を見てきて」と言ったら、どのような行動をとると思いますか?
彼らは、お風呂を見てきただけになるそうです。
普通の人であれば、お湯加減を見てくるはずです。
電話がかかってきて、「お母さん居ますか」と言われたどうですか?
彼らは、「はい」で終わるそうです。
電話をかわるという行動をしないそうで、私たちはそれを知っていなかればなりません。
私たちがもし、このような方を担当した場合には、叱らず、具体的に教え、丁寧に言葉をかかることが必要です。
本人の良い面を見つけ、褒め、意思が通じるコミニュケーションを心掛け、その方の気持ちになって話をするようにしましょう。
(T・I)