富山市保護司会西部支部では、「公開ケース研究会」を去る7月10日火曜日に、富山市市立西部中学校で開催いたしました。
2月に学校側にお願いをして、7月の都合の良い日に実施することは了解を得ていたのですが、新年度になってみないと予定が立たないということで、4月に入ってから正式に日程が決まりました。
新1年生全員で133名と地域の自治振興会の方、保護観察所、県議会議員、五福交番の方にも立ち会っていただきました。
研究会の内容ですが、先ず、「二つの道」というビデオを30分、鑑賞してもらいました。
これは、10年以上前に制作されているものですが、犯罪を犯した高校1年生が、保護司や地域の方々に見守られながら更生していくという内容です。
高校受験に失敗をした生徒は、親からなじられ、家での居場所がなくなり、不良学生と付き合ううち、煙草や酒を覚えていきます。
居酒屋で店員に注意されたことが腹に立ち、暴行を加えてしまいます。
そして、警察に逮捕され、執行猶予の保護観察付という判決が下されます。
最初は反抗的な態度をとっていましたが、そのうちにアルバイトをし、だんだん心を開いて行きます。
そして更生の道へと歩みだし、物語は終了します。
ビデオを内容を4人グループに分かれて、3つの質問に答えてもらい、8班に発表していただきました。
当日は、学校側がマスコミに声をかけていただいたので、富山新聞が取材に来ていました。
2時限を使った研究会でしたが、生徒の心には、きっと残ったと確信しています。