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更生保護サポートセンター富山

更生保護サポートセンター富山のブログです。 私たち保護司の活動を、支部ごとに、また、全体で活動した内容や思い、感想などをご紹介いたします。

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中部支部自主研修会の予定

 中部支部では、第2回目の自主研修会を、平成31年1月22日に、「先人に学ぶ」をテーマに実施いたします。保護司の事例は、秘密厳守でインターネットでも調べることがほとんどできず、どうしたら、対象者が心を開いて話をしてくれるかなど、手探り状態で監察官や先輩に相談して、面談することが多いと思います。そこで、退任された先輩たちの苦労話などをきけると、新人保護司の安心につながるのではと、企画しました。せっかくなので、まだ働いていて忙しい若い保護司の方々に是非参加いただきたいと思っています。
 
 また、各支部の研修会の様子など教えていただければ、研修部としても来年の参考にしたいと思いますので、ブログの参加を期待しております。(Y-M)

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薬物乱用防止教室を開催しました

平成30年11月28日、富山市立草島小学校で「薬物乱用防止教室」を開催いたしました。

6年生20名を対象とした、授業です。



講師は、学校薬剤師さんの河西さんと、保護司の神田先生でした。



司会は保護司西部支部が担当。

先ず、保護司会西部支部長の栂野より、保護司とは何なのかを説明。

その後、河西先生から、薬物についての説明がありました。

薬は、風邪薬、腹痛の薬など、児童たちは飲んだ経験があります。

親や医者から、薬の飲み方や量を説明通り、飲んでいるはずです。

しかし、その量を多く飲むと、薬が効きすぎて、別の症状が出てくることは、理解していなかったようです。



マリファナや大麻の関しては、元野球選手の清原のことなどで知っているようでした。

最後に保護司からの説明。

犯罪を犯したらどうなるのか?

児童たちは、悪いことをしたら、親や学校の先生に叱られることは知っています。

でも犯罪になる行為をしたら、どうなるかまでは、よくわかりません。

警察に捕まり、刑務所に行かなければならないことがることを、説明しました。


最後は、「だめ、ゼッタイ」

薬物依存教室の合言葉で締めくくりました。


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富山県薬物乱用防止指導員大会に出席しました

平成30年11月21日(水)15時からパレブラン高志会館カルチャーホールで行われた大会に参加しました。

主催は富山県。くすり政策課です。

 

薬物乱用防止指導員は、保護司、薬剤師、ライオンズクラブの方が富山県から認定を受けています。

先ず、薬物乱用防止功労者表彰の表彰でした。

その後、今年度の事業報告と次年度の事業計画の報告がありました。

最後は、講演会。アイ・クリニック院長 吉本 博昭先生の「薬物依存症を理解し、その対応を考える」でした。

大麻の話。未成年による大麻による検挙数が上昇し、5年前の6倍になっているとのこと。

初めて大麻を使用した動機は、「好奇心、興味本位」が66.3%に達しています。(複数回答)

薬物依存は、危険度ラックから大麻へ。そして覚醒剤へと移っていきます。

家族や友人より「薬物」。仕事や学業より「薬」。信用や信頼より「薬」。薬が一番大切なものになってしまうと、「薬物依存症」という「病気」になってしまいます。

依存症には、様々な依存があります。

物質への依存では、「アルコール、薬物、ニコチン、摂食障害」があります。

行為への依存では、「ギャンブル、買い物、ネット」があります。

関係の依存では、「恋愛」などがあります。

依存は「病気」。自分の忍耐や根性だけで治るものではありません。

専門機関や周りの人の協力が必要です。

私たちも薬物依存を理解し、治癒するための努力を手助けしていきたいと思います。

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第3期地域別定例研修会がありました

今季3回目の保護司向けの「定例研修会」が、11月20日に護国神社でありました。

今回の研修内容は、「専門的処遇プログラムについて」でした。

特定の犯罪的傾向のある保護観察対象者に対して、その傾向を改善するため、科学的、体系的な専門処遇プログラムとしして、平成18年から「性犯罪者処遇プログラム」、平成20年から「薬物乱用防止プログラム、「暴力防止プログラム」、平成22年度からは飲酒運転防止プログラム」が実施されており、プログラムの実施対象者には、更生保護司第51条第2項第4号に基づき、特別遵守事項として設定し、受講を義務づけています。

今回の目的は、プログラムの種類の把握、内容の確認、処遇スキルの一つとして身につけ、処遇能力の向上をはかることでした。

対象者(犯罪を犯した人)に教授するのは、保護観察官です。

基本理論は、「認知行動療法」と「リラプス プリベンション(再発・再犯防止)」ということ。


認知行動療法は、「認知のゆがみを認識させて行動パターンの変容を促す心理療法」です。

生活で出会う様々な出来事や状況に対して、何かを考え(認知)、感情がわきおこって(感情)、行動、結果につながる。

認知を変えることができれば、行動・結果を変えることができる。

できごと → 認知 → 感情 → 行動・結果

に分けて考えます。


リラプス プリベンションは、認知行動療法をベースとした心理的教育的アプローチ。再犯に結び付く「芽」を把握し、その芽をより早く見つけ、うまく摘む方法を考え、身につけることで自己統制力を強化し、再犯を防ごうとするものです。


基本的な考え方は、「再使用の前に再発がある。」です。

引き金 → 再発のサイン → 危機場面


に分けて考えます。


要約すると、犯罪を犯したとき、感情がどうなってしまったか?再犯するときのトリガーポイントはどかか?を認識すること。

そして、犯罪を犯さないようにするにはどうしたらいいかを、自ら考えることが大事ということです。

私たちにも、そのような経験がありますよね。

お酒を飲みすぎたときの要因は何だったか?

スピード違反で捕まった時の状況はなんだったのか?

そうならないようにするのはどうしたらいいのか?


再犯をさせない、しない取り組みは、このような地道な努力と認識から始まります。



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サポセン富山


富山市保護司会の中にある「サポセン富山」は、保護司が活動するセンターで、富山市今泉にある社会福祉センター2階にあります。

活動時間は、月曜から金曜日までの午前10時から午後4時まで。

保護司が1名以上、常駐しています。

保護司の中から、比較的ベテランの方を企画調整保護司として任命し、保護司の処遇活動み関する情報提供の場としても活用されています。

更生保護について聞きたいことがある、保護司さんに質問したいなどありましたら、お気軽に連絡をお願いいたします。

電話番号は、 076-461-4706 です。


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